食育ライターの「笑顔でごはん！」☆食と環境のお話

こんばんは！

土日はあいにくの空模様でしたが、
皆さんはお花見、行かれましたか

私は先週の金曜日、
やっと仕事がひと段落ついたので、
次男は保育所を休ませ、長男は春休み中だったので、
一緒に夙川に行ってきました
土日は悪天候と聞いていたので、
「今日しか花見のチャンスはない！」と。
パパは仕事で、今年は一緒に見られなかったのですが・・・

風が吹くたびに舞う桜吹雪や葉のまじった桜の木、
夙川公園で遊ぶよその子たちを眺めながら、
のんびりとお弁当を食べました


天気もよくて、気持ちいい～

そしてふと、私の後ろ側に座っていた我が子の方を見ると、
食べ終わったお弁当箱をほったらかしたまま、「いない」
どこかに行っていました・・・

「まあ、そのうち帰ってくるやろ・・・」とレジャーシートを片付けて
ベンチに移動し、一人でお昼寝タイム

しばらくして帰ってきた長男がいきなり
「これ、天ぷらにして！！」と私に渡したのは、
土手に生えていたタンポポの葉っぱでした

『タンポポの葉は、天ぷらにして食べると美味しい』と何かの本で
読んだらしく、二人揃って嬉しそうに
「今日の晩ごはん、これを天ぷらにして食べよう」と・・・

（以下、私の心の声）
「え～、天ぷら～？マジで～めんどくさ～
今日は肉じゃがにしようと思ってたのに・・・
でも・・・これって、まさに“食育”！？
子どもが、自分でとった葉っぱを食べたい、と言っているのに、
親が（しかも、食育ライターとしてブログを書いている私が）
『めんどくさいからイヤ』と言うわけには・・・
よ、よしっ・・・！！」

ということで、急きょ、
帰りにコープで「コツのいらない天ぷら粉 揚げ上手」（日清）を買い、
晩ごはんの一品に天ぷらが加わりました。


これが、夙川の土手でとってきたタンポポの葉。
水でよく洗い、キッチンペーパーで水気をふきとって、
根元の方の硬い茎をちぎり、衣をつけて揚げました。


サツマイモもプラスして、完成！
お味は？
次男は「ウッマー！！」
長男は「結構いけるやん！」そして、
「僕のおかげで食べれてんで」と得意気。
（作ったのは、ほとんど私ですが・・・）

実際のところ、味はすこ～し苦みはあるももの、
天ぷらでよく使う大葉よりも歯ごたえがあって
なかなかでした。
なによりも、タダだし

調べてみると、日本に全国的に分布しているタンポポは
「西洋タンポポ」で、葉の部分は解毒作用のある薬草として
国内外で昔から利用されているそうです。
カリウムが多く含まれているので、
利尿効果があり、健胃・むくみなどにも効くそう

西洋ではサラダで、中国でも漢方薬として利用され、
日本でも「タンポポ茶」や、根っこから作った「タンポポコーヒー」
として飲まれているのをご存知の方も多いのでは？

タンポポコーヒーは、便秘予防や、
授乳中の方は母乳の質をよくする作用などがあるそうですよ。
ほとんど“雑草”としてしか見ていなかった私はビックリ

タンポポは、雑草ではなく、
“利用価値のあるハーブ”だったんですね

いや～長男のおかげで、勉強になりました

タンポポの根っこは、キンピラゴボウのように
調理して食べることもできるそうなので、
また採りに行こうかな～

皆さんも、お散歩のときにでもタンポポを見つけたら、
ぜひ採って、食べてみてくださいね～